放置している間に仕様変更があったんでしょうか、エキサイトブログ。
デフォルト設定をコメント禁止とかにはした覚えがないのにな…
なんかすみません。
はてなブログでネコブログ始めたので、ここは無期限放置になるかも。
デフォルト設定をコメント禁止とかにはした覚えがないのにな…
なんかすみません。
はてなブログでネコブログ始めたので、ここは無期限放置になるかも。
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by leuko
| 2013-10-09 13:15
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by leuko
| 2013-04-12 22:16
Ipheion uniflorum ヒガンバナ科(APG2ではネギ科、クロンキストではユリ科だった。)
※手持ちの画像がないのでWikiCommonsから拝借
ハナニラは食べられるとかお腹が痛くなるとか諸説あるのですが、調べてみたら19年前の日本薬学会のChemical & pharmaceutical bulletin 1994-05-15にハナニラの成分を調べた論文が載ってました。
「Three New Furostanol Saponins from the Bulbs of Ipheion uniflorum」
前半は構造分析の話で2D-NMRがどうのこうの…と、この研究のキモにもかかわらず私には理解不能だったので(スミマセン)わかるところだけまとめます。
・ハナニラのバルブ(球根)2.9kgを使用
・メタノール抽出→ブタノール可溶成分→クロマトグラフィーで分画→4つの化合物が得られた。
・化合物1は植物エクジステロイドで、化合物2、3、4はフロスタノールサポニン(Chart1)。
・薬になるかどうか、とりあえずcAMPホスホジエステラーゼ阻害作用を調べてみたら、パパベリンの6分の1くらいの薬理活性があることがわかった(Table3)。2aと3aはそれぞれ化合物2、3を酵素で加水分解したスピロスタノールサポニン。
※cAMP:環状アデノシン一リン酸。ホルモン伝達の細胞内セカンドメッセンジャーで、ホスホジエステラーゼを阻害すると細胞内濃度が上昇する。カフェインなどもこの作用を持つ。
※IC50:half maximal inhibitory concentration…ある働きを半分阻害するのに必要な有効成分の濃度。数値が低いほど阻害作用が強い。
ということで、ハナニラは薬草でした。
ただし、球根2.9kgも使って、抽出できた化合物は1:345mg、2:44mg、3:49mg、4:18mg、全部合わせても456mgほど。抽出の過程でロスした分があると思うので、本当の含有量はもう少し多いかもしれません。比べて医薬品のパパベリン塩酸塩の使用量は成人で200mg/dayくらい。普通に考えて、ハナニラを湯がいて食べるくらいでは何の薬効も期待できませんね。ニンニクを食べて気分が悪くなるみたいに、体質に合わなくてお腹が痛くなる可能性は十分にあると思いますが。
論文の発表から20年近く経ってもそれ以上の情報がないところをみると、薬としては使い物にならなかったということか…
結論、ハナニラは食べたりなんかせず、花を愛でましょう。
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by leuko
| 2013-03-27 19:35
| 植物